ポーカーの役は、覚えておかなければ戦えなくなってしまいます。
ポーカーの役を知っておくためには、全ての役が記載されている早見表と呼ばれるものを確認し、役がどのように作られているのか知っておく必要があります。
早見表を見ておけば、ポーカーに存在する10個の役は全て覚えられるようになり、どのようなパターンで揃えば役になるのか把握可能です。
この記事では、ポーカーの役が記載されている早見表について説明していく他、ポーカーに存在している役がどのように成立するか解説します。
ポーカーの役早見表一覧
ポーカーの役は全部で10個ありますが、成立するための条件が存在します。
役の成立方法など、簡単な概要について説明します。
項目 | 詳細 |
---|---|
ロイヤルストレートフラッシュ | 10からAのカード5枚を持っており、なおかつ同じマークが揃っている状態 |
ストレートフラッシュ | 全ての数字が1つずつずれており、なおかつ同じマークで構成されている状態 |
フォーカード | 同じ数字を4枚持っている状態 |
フルハウス | スリーカードとワンペアが完成している状態 |
フラッシュ | 全てのマークが同じ状態 |
ストレート | 全ての数字が1つずつずれている状態。マークを揃える必要はない |
スリーカード | 同じ数字を3枚持っている状態 |
ツーペア | 2つの数字が同じだった状態 |
ワンペア | 1つの数字が同じだった状態 |
ハイカード | 何も役が揃っていない状態 |
ポーカーに存在する10種類の役を解説
ポーカーには10個の役が存在しており、成立しづらい順に強いものとして判断されます。
- ロイヤルストレートフラッシュ
- ストレートフラッシュ
- フォーカード
- フルハウス
- フラッシュ
- ストレート
- スリーカード
- ツーペア
- ワンペア
- ハイカード
成立しづらいものほど、ポーカーでは強い役として見られることから、運よく成立した場合は勝利を得やすくなります。
ロイヤルストレートフラッシュ
ロイヤルストレートフラッシュは、ポーカーで最も強い役です。
極めて条件が難しくなっていることから、テキサスホールデムポーカーではほぼ出てこないとされており、出現した場合は相当運がよかったと言えるレベルです。
- 10からAの5枚のカードを持っていること
- 同じマークのカードを持っていること
2つの条件が成立しない場合、ロイヤルストレートフラッシュは完成しません。
フラッシュを成立させると同時に、一番強いストレートを完成させなければならないことから、出現難易度がかなり高くなっています。
ポーカーでは、最初に2枚のカードが配布され、その後5枚のカードを見るという方法になりますので、ロイヤルストレートフラッシュが出るのは極めて稀なことです。
出現した時点でほぼ勝利が確定し、大量のチップを獲得できる可能性があります。
ストレートフラッシュ
ストレートフラッシュは、ロイヤルストレートフラッシュを緩和して作られている役です。
ロイヤルストレートフラッシュは、10からAのカードが必要となっていますが、ストレートフラッシュはストレートさえ成立していれば、どのカードを持っていても構いません。
ただ、フラッシュを作らなければならない条件があることから、出現難易度はロイヤルストレートフラッシュと似たような状態になっています。
項目 | 確率 |
---|---|
ロイヤルストレートフラッシュ | 0.00015% |
ストレートフラッシュ | 0.0014% |
ほんの僅かですが、ストレートフラッシュのほうが出現しやすくなっています。
しかし、微々たる確率の違いしかありませんので、出てこないと判断する状況のほうが多くなっているわけです。
ストレートフラッシュは2番目に強い役として作られていることから、出現した場合はほぼ勝利できます。
フォーカード
フォーカードは、同じ数字を4枚持っている場合に提示できる役です。
手札とテーブルに置かれているカードの合計で、同じ数字が4枚揃っていれば成立します。
単純な役となっていますが、出現確率がこちらもかなり低くなっていることから、出てきた時点でほぼ勝利できるという状況になっています。
フォーカードが出現しづらい理由は、次の通りです。
- 同じカードが4枚揃うことが稀である
- 公開されるカードが7枚しかないため
- 手札に同じカードを持っていなければチャンスがないため
テキサスホールデムの場合、手札に2枚同じ数字を持っており、その上でテーブルに同じ数字が2枚出たことで成立する傾向が多くなっています。
相手にプレッシャーをかけやすくなることから、大きなベットも狙いやすくなる傾向があります。
フルハウス
フルハウスは、ワンペアとスリーカードが成立した時に発生する限定役です。
どちらかの数字がワンペアであり、残りの3枚がスリーカードの状態になっていれば、フルハウスとして認められます。
ポーカーの中では、4番目に強い役として認められていますが、案外出現する可能性があることから、テキサスホールデムでは主要な役として使われています。
項目 | 確率 |
---|---|
フォーカード | 0.024% |
フルハウス | 0.14% |
数値を見てもわかりますが、現実的に0.1%程度であれば成立する可能性があることから、出てくるケースというのは比較的多くなっています。
かなり強力な役であるのは間違いないことや、手札がバラバラの状態でも、テーブルのカード次第で成立する可能性のある夢の役です。
フラッシュ
フラッシュは、同じマークのカードを5枚持っていた場合に成立する役です。
テキサスホールデムの場合、手札のカードとテーブルのカードで、同じマークが5枚揃っていれば問題ありません。
かなり運が良ければ、手札ではなくテーブルのカードだけでフラッシュが成立しているという事例があるなど、比較的見やすくなっている役です。
フラッシュは警戒しなければならない役の1つで、その理由は次の要素が影響しています。
- テーブルの数字がバラバラでも成立する役であるため
- 相手の手札次第で成立している可能性があるため
ストレートやフルハウスといったものの可能性がなくても、マークが揃っていればフラッシュが成立する可能性はあることから、警戒しておかなければなりません。
警戒しないでベットした結果、相手から強烈なカウンターが発生するという事例も多くあり、手札を見てから後悔するという状況が起こりやすい役でもあります。
ストレート
ストレートは、1つずつずれているカードを5枚持っている場合に成立する役です。
ストレートは、1つずつずれていればいいだけというルールがありますので、実は次のような数字を持っていても成立するものと判断されます。
- 10・J・Q・K・A
- Q・K・A・2・3(一例)
一部のポーカーでは、ロイヤルストレートフラッシュに該当する以外、数字を1巡するようなストレートは認められないとされますが、テキサスホールデムでは認められます。
ただ数字がずれていればいいだけなので、手札がストレートに近い状態になっているだけでも、チャンスを得られるようになっています。
ストレートも出現確率が高くなっており、弱いカードを持っていたとしても強い役を手に入れられる可能性があることから、警戒すべき役の1つです。
知らないでベットを続けていると、相手の役がストレートで強かったという事例が結構見られます。
スリーカード
スリーカードは、同じ数字を3枚持っている時に成立する役です。
フォーカードは、極めて出現率が低いとされていますが、その理由はトランプには同じ数字が4枚しか存在しないためです。
しかし、スリーカードは出現率が比較的高くなっているのは間違いなく、4分の3のカードを持っていればいいため、テキサスホールデムでは主力の役として活躍します。
スリーカードは、テーブルのカードと手札のカードの合計であれば問題ないことから、手札のカードが同じものでなくても成立させられるチャンスがあります。
- テーブルに2枚、手札に1枚同じ数字があれば成立できるため
- テーブルに3枚同じ数字が出た場合でも成立するため
比較的出現しやすい役になっているのは確かですので、テーブルにワンペアが揃っている時は、警戒しておきたい役と言えるのです。
ツーペア
ツーペアは、同じ数字のペアが2つ揃っている時に成立する役です。
画像のように、4のペアと8のペアが揃っていることで、ツーペアとして認められます。
ペアはどの数字を持っていても構いませんので、2つのペアが完成していれば役として認められます。
ツーペアは、出現率が4.8%と高くなっていますが、その理由は次の通りです。
- 手札とテーブルのカードの合計でペアが作られやすいため
- 手札がワンペアであれば、テーブルのカードがペアになった時点で完成するため
かなり見やすい役であることは間違いありませんが、強さ的にはさほどでもありませんので、過信して勝負するのは禁物です。
明らかに相手の役が弱いと判断できるときには、強気で押していくような方針を採用していくのがおすすめです。
ワンペア
ワンペアは、同じ数字を2枚持っていれば成立する役です。
テキサスホールデムでは、これでもかと見るような役の1つであり、出現する確率はなんと42%です。
半分近くの確率で出現する背景には、次の要素が影響しています。
- 手札が同じカードだった場合は既に成立しているため
- テーブルに同じ数字が出てくれれば成立するため
- 手札とテーブルで同じ数字が出てくれれば成立するため
とにかく成立する条件が、かなり多くなっていることも踏まえて、ワンペアというのはかなり見やすい役となっています。
しかし、出てくる可能性が高いというのは、それだけ弱い役として認められているものとなっており、何も成立していない人より強い程度の扱いです。
ワンペアで強引にベットしている人も多くなっていますが、相手の手札が強いケースも多いことから、勝負を挑む際は本当に大丈夫なのかしっかり考えなければなりません。
ハイカード
ハイカードは、何も役が揃っていない時の状態です。
一応ハイカードという名称が使われていますが、他にもノーペアなどの名称が存在しており、遊ぶポーカーによって呼び名は変わってくるケースがあります。
とにかく何も揃っていない状態となっていることから、役の中でも最弱の状態であることは間違いなく、基本的に勝負を挑むのはかなり危険な状態です。
理由としては、ワンペアが出現しやすいというのが影響しています。
項目 | 確率 |
---|---|
ワンペア | 42% |
ハイカード | 50% |
ハイカードの出現率は50%程度ですが、ほぼ半分の確率でワンペアも出現することから、役が成立している人というのはそれなりに存在しているのです。
ハイカードとなってしまった場合は、勝負するより降りたほうがいい場合も多くなっています。
また、最初の3枚が公開された時点で、明らかに強い役が成立しないと判断した場合は降りるという選択肢も多く取られています。
ポーカーの役が同一だった場合の判定
ポーカーの役が同じだった場合、強さを判定したうえで勝者を決定します。
ポーカーには、引き分けという概念は基本的にないものであり、どちらかが強いとはんだされるようにルールが決められています。
基本的には次の条件に沿って、強いプレイヤーを決定していく方針です。
「同じ役の場合、強い数字を持っていたプレイヤーの勝ち」
数字はAが一番強く、2が一番弱い仕組みとなっています。
Aのスリーカードを持っていた場合、相手がKのスリーカードを持っていても勝利できるため、役の中では最強の状態を作れるのです。
ポーカーをプレイする場合は、数字にもしっかり気を付けておかないと、相手のカードが強かったために負けてしまうという状況が起こるので注意してください。
ポーカーの役に関するよくある質問
ポーカーの役に関する疑問の中から、特に多くの方から出ている質問について見ていきます。
ポーカーの役が作られる確率はどれくらいですか?
全ての役を換算して、役が作られる可能性は50%程度です。
理由は、ハイカードが出現する可能性が50%であるためで、半分程度で役が手に入ります。
ただ、強い役は成立する可能性が低いことから、ほぼ目にする機会はありません。
ポーカーの早見表はプレイ中に見てもいいですか?
オンラインポーカーの場合、役がわからないと思ったときは、ネット上で早見表を見て構いません。
しかし、実際にテーブルで行うテキサスホールデムの場合、勝手に役の情報を見てはいけないものとされています。
実際の店舗で行うポーカーでは、役を覚えておかなければなりません。
ポーカーで役がなかった場合は負けですか?
役が出なかった場合でも、相手をベットで降ろしてしまえば勝ちです。
テキサスホールデムというポーカーの場合、プレイヤーがベットしていき、ベットが1人になるか役を確認して強いプレイヤーが勝者となります。
どれだけ役がない状態でも、レイズやオールインといった方法を採用すれば、相手をハイカードでも降ろして勝利できます。
ファイブカードはポーカーに含まれていますか?
ファイブカードは、ポーカーに含まれていません。
理由としては、ジョーカーが含まれていないためです。
項目 | 詳細 |
---|---|
ジョーカーのあるポーカー | ファイブカードが成立する |
テキサスホールデム | ファイブカードは成立しない |
テキサスホールデムでは、ジョーカーを使わないというルールがありますので、ファイブカードを作れなくなっています。
オールインの目安となる役は何ですか?
オールインの目安は、大体フルハウス以上で考えていくのが主体です。
余程不安がある場合、フォーカードになったらオールインという方法を使っても構いません。
ただ、強い役を持っている状態でオールインしていると、相手に気づかれて降りられる恐れがあります。
まとめ:ポーカーの役は早見表を見て覚えておこう!
ポーカーの役は、しっかり覚えておかなければ何もできません。
実際にテーブルに座って行う場合、または、オンラインでプレイする場合、しっかり覚えておくなどの対応が求められます。
早見表は、困ったときに助けになるものではあるものの、プレイ中に確認できる状況ではないことを知っておかなければなりません。
普段から閲覧するようにして、役をしっかり覚えておくような状況を作っておくのが大切です。