ポーカーのランナーランナーとは？出る確率や用語の意味等を解説

「ポーカーにおけるランナーランナーとは何か？」

これはポーカーの舞台で起こり得る、まさに劇的な展開を示す用語です。

特に絶体絶命と思われる状況から一転、カードが連続してプレイヤーの手助けをすることで、予想外の勝利に繋がることがあります。

この記事では、ランナーランナーが具体的にどのような状況で起こり得るのか、そしてそれがポーカー戦略にどう影響するかを、実際の確率や戦略と共に詳しく解説します。

ポーカーを極めたいあなたにとって、この情報はゲームの理解を深める一助となるでしょう。

ポーカーの「ランナーランナー」とは何か？

ポーカーで言う「ランナーランナー」とは、どんな状況を指すのでしょうか？

この珍しい現象は、ゲームの中盤以降で起こりうるもので、プレイヤーがターンとリバー、つまり後半に配られる二枚のカードを受け取り、それが思わぬ形で勝利へと繋がるケースを指します。

これを「バックドア」と呼ぶ人もいます。

例を挙げるならば、もしフロップでたった一枚のハートが出たとして、その後のターンとリバーでハートが続けて出れば、プレイヤーは「ランナーランナーフラッシュ」と呼ばれる、予期せぬフラッシュを完成させられます。

多くの場合、プロのプレイヤーたちは高いポットオッズが必要なシチュエーションでのみ、このようなランナーランナーの結果を狙ってプレイします。

ポーカーの戦略においてこれを期待するのはリスクが伴いますが、それが可能性として存在することを知ることは、どんなプレイヤーにとっても役立つ知識です。

ポーカーにおけるランナーランナーの発生条件

ポーカーというゲームは、予測不可能な展開が魅力の一つです。

中でも「ランナーランナー」という現象は、プレイヤーがゲームの終盤に奇跡的なカードを引き、逆転の勝利を収める瞬間を指します。

この用語は主に、フラッシュやストレートを完成させる際に用いられることが多く、非常に希少なケースです。

ポーカーでランナーランナーが出る確率

ランナーランナーが発生する確率は極めて低く、通常、その戦略的な採用は大きなリスクを伴います。

ただし、ポットのサイズやその他のゲームの状況によっては、このような手を追求することが理にかなう場合もあります。

ここからは、ランナーランナーが出る確立について詳しく見ていきましょう。

バックドアストレート

1つ目は、バックドアストレートです。

バックドアストレートを完成させるには、プレイヤーが連続するカードをターンとリバーで引く必要があります。

たとえば、あなたが6と7を持っていて、フロップが3, 9, Kであった場合、ターンに4が出て、リバーに5が出れば、バックドアストレートが完成します。

この確率は約0.3%と非常に低く、47枚の未見カードから特定の2枚を引かなければなりません。

バックドアフラッシュ

2つ目は、バックドアフラッシュです。

バックドアフラッシュの場合は、同じスートのカードがターンとリバーで続けて出る必要があります。

たとえば、プレイヤーがハートのエースとクイーンを持っているとします。

フロップにハートが一枚も出なかった場合、ターンとリバーでハートが連続して出ればバックドアフラッシュが成立します。

この確率は、残り47枚のカード中に特定のスートが10枚含まれている場合、約4.55%です。

フロップ後に同スートが一枚でも増えれば、確率はさらに上がります。

ポーカーでのランナーランナーを活かした戦略

ランナーランナーを使うシーンは少ないですが、上手く活用することで意外な局面を作り出せます。

テーブルで最も良いポジション、ボタンに座っていて、他のプレイヤーがすでにハンドを捨てています。

そこであなたが積極的にアクションを取り、スモールブラインドがコールを決断したとしましょう。

あなたの手札は、スペードのエースと5。

フロップが2-8-Kと展開し、スペードが1枚だけ表れた状況です。

この時点で、あなたはポジションの優位を生かし、相手の決断を迫るベットを打ち出し可能です。

相手がこのベットに対してコールした場合、ターンでスペードの4が現れたとします。

突然、バックドアフラッシュのチャンスが生まれ、もう一度強気に出る選択肢が手に入ります。

この瞬間が相手にプレッシャーをかけ、有利な展開を作るチャンスです。

まとめ：ポーカーのランナーランナーとは？

ポーカーにおける「ランナーランナー」は、ターンとリバーで連続して必要なカードが出ることを指し、非常に低い確率で発生します。

この戦略は高リスクですが、適切なポットオッズとゲーム状況下で利用することで、大きなリターンを得ることが可能です。